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悪の秘密結社のアフター5

悪の組織でリーマンしながら悪の秘密結社パーフェクションで幹部として活動もするおっさんのブログです。

グッドルッキングパーソン

黒の組織

私の職場に珍しくステキな女性が入ってきました。

美人の正体 外見的魅力をめぐる心理学

これはもう、奇跡です。

ミラクルですよ。

 

みんな舞い上がってます。

 

まさかこんな美人が入ってくるとは!

 

 

 

 

しかし!

物事はなかなかうまくいかないものです。

皆が皆、自分のことだけ考えてしまうと、悲劇が訪れます。

世の中WinWinが大事です。

 

彼女は美人で愛想もよく、とても仕事熱心です。

キャリア志向の彼女は私の部下として成長意欲もあり、すぐにメモを取り、適度に質問してきます。

ですが本来なら私の隣の席でみっちり仕事を教えるべきなのですがボスの命令により研修期間中は受付業務となりました。

 

何せ組織、初めての美人。

来客に自慢したくて仕方のないボス。

普段はボスの間から出てこないクセにやたら受付近くの応接室で打ち合わせをします。

 

対して私は、美人に仕事を教えたくて3階から1階まで行き、仕事を教えます。

彼女もそれに応えるべく熱心に学びます。

簡単なルーチンからですが彼女はすぐに習得していきます。

早くも企画に挑戦したいと意欲的でした。

私はいくつかの企画を彼女と一緒に進めることにしました。

 

ここで2つの現象が起こります。

1つは、ボスが対外的な打ち合わせに参加するようになり、組織全体の仕事が捗りました。

意思決定が早くなり、決裁者が出てくるため交渉力が上がりました。

 

もう1つは、私が席を不在にするため、仕事が滞ってしまいました。

意思決定され、方針が決まるものの運用面を取りまとめる私が捕まらない為、導入開始できない案件が増えました。

 

これに悲鳴をあげたのは幹部陣でした。

彼女が受付にいると私の仕事が進まない。

自分たちの仕事にも影響が出る。

 

 幹部会議にて彼女の研修期間を終了し、私の隣に席を作ることを直訴され、渋々ボスは承認しました。

 

それを聞いた彼女はとても喜んでいました。

私もステキな美女と一日過ごすことができると思い、大喜びしました。

彼女はウキウキで百均の雑貨で自分のデスクを飾っていました。

 

そして彼女と隣で過ごすようになり、3日後。

 

 

彼女は受付に戻りました。

しかも私の部下ではなくなりました。

 

指示を出したのはボスの奥様です。

ボスが仕事をしなくなったからです。

夕飯時に私への文句がヒドいらしく聞くに堪えないと。

奥様の精神衛生によくないから受付に戻すそうです。

 

その時、私に来たメールを紹介します。

 

「グッドルッキングパーソンにはグッドルッキングパーソンにふさわしい仕事があります。また、仕事においてモチベーションは大きな効果があることは明白です。組織の長がモチベーションが低い状態では成果は出ず、皆さんへの給与においてもよい結果は得られないことを考えて下さい。グッドルッキングパーソンでいられる期間は長くなく、グッドルッキングパーソンたる仕事を終えてから企画に挑戦することはできるはずです。また、グッドルッキングパーソンを課長のそばに置くにはいささか風紀の面でも得策であるとは思えません。よって彼女にはグッドルッキングパーソンの仕事をしてもらうことを経営陣で決めました。すぐに彼女を受付に戻すよう手配して下さい。」

 

…。

 

彼女は寂しそうにデスクを片付け、降りていきました。

 

 

ボスは仕事をし、私も仕事をこなし、近年、珍しく高い業績を記録しました。

 

 

彼女は1ヶ月後に退職することになりました。

ここではやりたい仕事ができないからだそうです。

 

業績は元に戻るどころかちょっと下がってます。

 

残ったのは私のガッカリ感。

失ったのはモチベーション。

 

 

 

キャリア・アンカー―自分のほんとうの価値を発見しよう (Career Anchors and Career Survival)

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